2012年05月16日

ものおと/音溶け展 終了。。。

溶けた

5/3〜5/13まで渋谷の「SUNDAY ISSUE」と恵比寿NADiff a/p/a/r/t 「TRAUMARIS」の2つのギャラリーの協力で「音溶け」と「ものおと」を発表させていただいた

ejeにとって初の個展となった

これまで所謂音楽業界でやっていたから

2010年に発表した「音溶け」という企画
僕らにもカテゴライズする場所がわからず、様々な業界の方々に見に来ていただいた
そこで次に繋がったのがアート界だった

ま、僕らのやりたい事ができればどこだっていい
かといって感性の集まらない場所でやるつもりはないけど


僕はCDというか音源の中に閉じ込められるのが窮屈になってしまった
いつまでも年を取らない不自然なアンドロイドみたいなのは嫌で、全機能付きのゴテゴテな音楽も嫌だ
もっと朽ちていくようなものが作りたいと考えるようになった
「朽ちる」というのはある種の作品の成長でもあるから

そして僕の考える音楽は、最短距離が望ましい
入口と出口が同時に存在しているような

僕にとっての理想的な音楽は「聞こえない音楽」
それはジョンケージのような「無音」とかいう事ではなくて
その人自身から鳴っているような音楽ってこと
そしてその音楽は自立している必要がなく、ある複合的な一要素であればいい

ジャコメッティの彫刻は全てを排除した結果、見えなくなってしまった
それでは作品が成立しないので縦軸のみを残した

ejeはその縦軸を様々な事物を用いて表現している

これまでejeでCDを出したり、バンドだったり形を変えてきたから今一わかりづらいと思うので、あらためて現在のejeを説明すると

eje(エヘ)は、
サウンド、映像、web、グラフィック、服飾の世界で活動する
gO 、杉原真樹、菅野舞弓、吉田奈美からなる様々な事物を音で繋ぐことを模索するアートユニット

僕らの作品づくりは
「この世の物事はすべて、そのものだけでは虚ろな皮相に過ぎないのではないか」
という疑問から始まり、その皮相同士を結び、無意識下に潜む記憶や感情を紡ぐことに最も適したメディアを「音楽」と考えている

eje作品に関する企画の中心は、杉原真樹氏によって構成されている
もともと彼は僕の僕に対する通訳のような人でもあって、PVや仕事上のディレクターとしてもこれまで一緒に活動してきた

今の僕らの渾身の作品「音溶け」
それぞれの蚊帳に入ってもらい1人1人におもてなしをする為、一度に多くの人が体験できない作品
この作品は2人の女性によって微妙な空気感を保つ事で成立している
今回、会期中に全部で8回の公演、約100人に体験してもらいました
一体何人の人が溶けてくれたのだろうか

そして新作の「ものおと」はeje作品の最もミニマムな形
至ってシンプルながら、色々な要素を含んでいる
「ものおと」はejeにとってのCDでいう新しいアルバムでもある
気がつくと「物」に耳をぴったりあてている人や何かを思い出したという人がいた
皆すごくゆっくりとじっくりと対話していた

今回、色んな方々の協力のおかげで、本当に大勢の人達に2つのeje作品を体験していただく事ができました
ありがとうございました

今後、新たに考えている作品や企画を形にして発表していきます























posted by gO at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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